コーヒーの染み抜き

February 23, 2008

革ジャケットに付着したコーヒーの染み抜き

 

買ったばかりの革ジャケットに、コーヒーをこぼしてしまったら・・・。

それもやっと買った高級な物だったら・・・。

しかもダメージ加工がしてあり、ムラ感のあるジャケットだったら・・・。

 

このケースは、通常のクリーニングでは厳しい。

お客様はそう思い、当店へ電話をくれました。

 

お客様 「何とかなりますかね?」

僕 「修正出来そうなんですが、やはり見てみないと何とも・・・」

お客様 「そうですか・・・。でも大丈夫そうですよね?」

僕 「いや、見てみないと何とも・・・。」

 

そんな会話が続きました。不安が伝わってきます。

「何とかして!」

そう言いたいお客様の気持ちが。

でも理不尽な事を言っても仕方が無い。そんな気持ちも伝わってきます。

 

これは何とかしなければ!

毎度のことですが、いつもそう思います。

 

  before         after

革ジャケットの染み抜き

革ジャケットの染み抜き2

 

 

 

 

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いや〜、何とかなって良かったでした!

やっぱり駄目でした・・・。とは言いたくなかったんです。

 

↓会社サイトもご覧下さい

クリーニング店で落ちないシミは 【染み抜き化学研究所】


simiken4374 at 15:59|Permalinkclip!
April 07, 2007

コーヒーの染み抜きクリーニング

コートに、コーヒーやワイン等の水溶性の染みが付着すると

ドライクリーニングでは、まず落す事が出来ない。

水洗いでも落す事は難しく、ほとんどの場合で漂白が必要となる。

 

 

 before         afterコーヒーの染み抜きコーヒーの染み抜き2

 

 

 

 

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February 10, 2007

コーヒーの染み抜き

コーヒーのシミは、困ってしまうシミの1つではないだろうか?
コーヒーは、飲む人は毎日何杯も飲みます。

僕も、缶コーヒーを1日に2本は飲みますね。
以前は、コーヒーメーカーで入れていたんですが
1人だとむなしいんで止めました(涙)

物にもよりますが、コーヒーは付いてすぐなら
水を使えば取れるんです。水洗いですね。

でも、安くて早いクリーニング店は「コーヒーのシミです」と言っても
いきなりドライクリーニングして、プレスして
「これ以上はシミが取れません」とカードを付けてきます。

で、「あ〜このコートもう着れないな」と消費者は思うわけです。
店員によっては、その状況により「もう一度再洗いしてみますね。」
と言ってくれるかもしれません。

でも、またドライクリーニングなので同じです。

コーヒーのシミは、水溶性なんです。
  ※紅茶や醤油、汗ジミなんかも水溶性です。
なので、油(ドライ溶剤)では、ほとんど落ちません。
ドライソープ(ドライ用の洗剤)の中に水溶性の汚れ
を落とす成分が多少入っていますが、ほとんど落ちません。

これはどうなんでしょうか?

受付で、「コーヒーのシミです」とお客様が言ったら
「ドライでは落ちませんので、染み抜きか水洗いが必要ですね。」
って、店員が言わなければいけません。

そして、営業→工場と連携を取ることが重要ではないでしょうか。

今回は、春にクリーニングに出して「これ以上取れません」の
カードが貼ってあったコートです。

当店の存在を知り、「何とかなりますか?」と持ってきてくれました!
大丈夫ですよ!キレイになりますよ!
 

  before         afterコーヒーの染み抜きコーヒーの染み抜き2 

 

 

 

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正直、クリーニング店の春の繁忙期は尋常ではありません。
春の衣替えの時期は、通常の2倍〜3倍の売上です。

品質よりも、納期重視
ハッキリ言って、まともな状態ではありません。

僕も、それを実践していた立場なので心が痛みます。
お客様にとっては、大切な一着なのですが、
クリーニング店にとっては、何万点の中の1点になることがあります。

お客様の大切な一着を、こちら側も大切に扱う。
そんなお店にしていきたいと思います。

 

 

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February 02, 2007

コーヒーの染み抜き

「クリーニングでは落とせないと思ったので、もってきました。」

かなり若いお客様からの依頼。

バーバリーのポロシャツという事で、一張羅だろうな。

僕は勝手にそう解釈した。

 

コーヒーのシミは、とても多い。

それだけコーヒーは国民的な飲み物だという事。

コーヒーのシミは、水溶性に分類される。

そのほかに、お酒のシミやワインもそうだ。

水溶性とは、水に溶けるシミ。

なので、ドライクリーニングではまず落ちない。

ドライクリーニングとは、石油等の揮発性溶剤で洗う。

いわゆる油を良く落としてくれるクリーニング。

なので、水溶性の汚れにはめっぽう弱い。

汗をかいて、ドライクリーニング。

これは、ほとんど意味が無い。

だから、翌年、汗が酸化して黄ばみになるんです。

 

今回は、付いて間もないという事

しかし、コーヒーの色素は強い!

水溶性処理の後、漂白処理をしてキレイになりました。

 

  before         afterコーヒーの染み抜きコーヒーの染み抜き2 

 

 

 

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