ムートンの染み抜き
ムートンの染み抜きクリーニング
最近では、ムートンの依頼が本当に増えた。
油染みであれば、ドライクリーニングでも落とせる可能性はあるが
コーヒー等の水溶性の汚れなどは、ドライクリーニングでは難しい。
今回の汚れは、水溶性と油溶性の混合物。
お客様がクリーニングでは、まず落ちないと判断し
当店に依頼してきた。
たしかに、部分的にテストをしてみるとクリーニングでは難しい。
シミと一緒に、ムートンの地色も抜き
最後に紫色の染料を入れて直す方法になる。
before after
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クリーニング店で落ちないシミは 【染み抜き化学研究所】
ムートンみ付着したインクの染み抜き
「ムートンにインクが付いたら、もう落ちないんですか?」
クリーニング店で断られ、大抵の場合は諦めてしまいます。
もちろん、修正出来ないケースもありますが
革製品の色修正が出来れば、かなりの高確率でムートンは修正が出来ます。
今回は、インクが付着しています。
有機溶剤を使用して、インクを抜くのですが
インクと一緒に、ムートンの地色も抜けてしまうのです。
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抜けた地色を戻す技術。
それが無ければ、修正は難しいですね。
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クリーニング店で落ちないシミは 【染み抜き化学研究所】
ムートンコートの染み抜き
先日、一本の電話が鳴った。
「ちょっと、お聞きしたいんですがムートンの染みって落ちますか?」
色々なクリーニングを回ったが、駄目だったとのお話し。
「まだ数回しか着ていないんです!」
諦められない気持ちが伝わってくる。
ムートンコートは物にもよるが、10万円程度はするだろう。
高い物になれば、20万・30万も珍しくない。
それが数回で着用出来なくなる。
物凄い精神的ダメージだろう。
僕は、「大丈夫だと思います。」と答えていた。
リスクについても、多少は説明したが
それを忘れるほど、お客様は必死だった。
「やるしかないだろ!」
僕の気持ちに火が付いた。
「何が付いたかわからない。」との事だったが
どう見ても、油系のシミではなく、水溶性のシミだ。
お客様が店舗を去った後、ちょっと考えた。
「全然着用してないのに、水洗いしてしまうのもな・・・」
全体を洗えば、落とせそうな感じはした。
しかし、お客様の気持ちを考えれば部分処理で済ませたい。
僕の脳裏に、フッと浮かんだ技があった。
ポケットの内側の見えない部分で、試験をしてみる。
「お!大丈夫だ!」
通常、ムートンコートの染み抜きは色が抜ける。
なので、染色しなければならないのだ。
だから、みんな丸洗いをする。染色が難しいから。
しかし、この方法では地色も抜けず皮革製品特有の輪ジミも出来ない。
ほとんどというか、全く判らない状態に修正出来た。
革を削る事も無く、風合いも全く変わらない。
職人として、凄く嬉しい瞬間だ。
自分の仮説がバッチリ当たった瞬間。
思わずガッツポーズをしてしまった(笑)
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